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波と文学

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高く高く青くて

てっきり今日は雨雲だと思っていたけれどコンビニを過ぎたところのトンネルを抜ければまだそこに夏がどてんと鎮座していて入道雲午前8時45分の風景僕らももあもあしてカーステのヴォリュームを上げたのでした座りながら踊るのでした8月最後の空は高く高く青くて。

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日はまたのぼりくりかえす二階堂和美

南の島々はすっかり夏だ、つって鳥が教えてくれた、


その鳥は鳥で風が教えてくれたつって、


その風は風で月が教えてくれたつって、


その月は月で錆びた鉄が教えてくれたつって、


その錆びた鉄は錆びた鉄でクジラが教えてくれたつって、


そのクジラはクジラで花びらが教えてくれたつって、


その花びらは花びらで渇れたミミズが教えてくれたつって、


その渇れたミミズは渇れたミミズで最後の雨が教えてくれたつって、


その最後の雨は最後の雨で鳥が~。なんつって。


辿っているまに秋がきてまた冬になり春の訪れ、光に包まれて。まばゆく。遠くで揺れる女の背中に耳を済ます。


ブツブツ聞こえる
(ニルヴァーナ,ニルヴァーナ)。
ははん、ありゃきっと二階堂和美だ。


散文詩:東京2泊3日

どこまでいっても曇り空、上手に走れない理由のひとつがレザーのロングスカートです。革命家ですか?いいえ、労働者です。気持ちの悪いヤツは決まって気持ちの悪い靴を履いているものなの、と言ってお母さんの口元は燃えるしお父さんは色褪せたティシャツを着て俯き加減に押しているのよベビーカー。そちらは行き止まりだから最寄り駅でひとり、自由とお洒落を噛み締めてみる。静かな、不公平の行進、見えそうで、見えないリズム、燦々と、散らばる言語、変わりそうで、変わらなかった世界、結局。250円のクロワッサンて馬鹿だよねー、山手線の内側と外側を憂鬱と敗北がゆく、ならばとことん永久不滅のボケかまそうか、となりの空き地があした墓地になるとしても。

ほらね。











誰かの心に触る角度で、




【誰かの心に触る角度で、】



ほとんどヤル気のない状態、
うわのそらを泳ぐサカナ、
散ること忘れたブーゲンビリア、
まどろみに登る猿、
昇らない月、
笑わない赤子、波のない海、
列からハミ出た蟻とか、
瓶から零れた珈琲豆の気持ち。
今日も縦のせんをゆく気楽な人民の群れが、
眉間の皺を撫でながら、
HOW TO 口笛忘れたおれ指差して、
肉を焼く。そうして、
白目でカルビを奪い合っている。
ほとんどヤル気のない状態の私、
その様子をこちらから眺めて、
人民の、群れにこちらから手を振る。
いつまでもいつまでも、
千切れるくらい、
どこまでもどこまでも、
泣きながら笑い、
誰の記憶にも残らない覚悟と、
誰かの心に触る角度で。

いつか
あやふやな始まりと完璧な終わりと
ふわふわの猫と完璧な光と
ぐったり疲れた完璧な夜にみる
夢の真ん中に完璧なソファを置いて、
もう一度、生まれて初めて見る海の上で
踊る光に目を細めて、
HOW TO口笛思い出すのさ、
ほとんどヤル気のない状態のまま。