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波と文学

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アカルイミライ


詩を書こうとすればするほど、
書けなくなる、
書こうとせずに書ける時を待たずに書こうとしているから、なのか、なのだ。
とはいえ、期限があるのです。
書かなければなりません、
この場合、紙物のデザインや映像の撮影や編集のように、すらすらといかないのが詩を書くと言う行為である。

苦悶という漢字を凝視する。
錆びついた門の中で冷え切ったこころが苦い表情をしている。



珈琲に甘いシロップ入れんなつって、
その甘いシロップが思い出させるのは鴨居玲の描いたおっかさんの横顔、
蔦のまとわりつく喫茶店のスモークガラス、
見上げたもんだよ東京タワー、
芝大門、シバダイモン、しばだいもん、声にして言う。


そのようにして苦い、昨日の輪郭が光り、
光った部分が底なしに甘し。
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