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波と文学

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塩コショウはかく語りき




誰だって年に1度や、2度、命に変えても焼き鳥が食いたい。と、思う日がある、僕にとっては昨日がそれだった。

焼き鳥屋に行き、たこ焼きをチラつかせながら物々交換を提案する。承諾を得る。ゴリラに似ている売り子だからバナナの方がいいかなと迷ったのだがたこ焼きにして正解だった。丁度食いたかったんスヨとゴリラに似ている売り子は言った。ゴリラだって年に1度や、2度、命に変えてもたこ焼きが食いたい。と、思う日があるのかもね。

メニューはお任せで塩コショウを5本、タレを5本頂戴したのだが、鳥モモの塩コショウversionがやけに美味くて、しかも、それは塩コショウが美味いのではなく、塩コショウの量が、つまり鳥モモと塩コショウのハーモニーが鮮烈に美味くて感動した。その時、このゴリラ似、もしや?と思いゴリラ似のところに戻り「君さ、料理、好きでしょ?焼き鳥とかじゃなくて、料理ね。晩御飯とか、自分で作るの好きでしょ?」と聞いてみた。ゴリラ似は言った、


「休みの日は、ほぼ料理しかしてないってくらい、料理は好きッスね、もう趣味とかそんなレベルじゃなくて」



やっぱりね。



「でも、なんで急にそんなこと聞くんですか?」


「いや、塩コショウがね。塩コショウがぜんぶを教えてくれたのさ」




照れ臭そうに笑うゴリラ似を見て僕は木ごとプレゼントしたくなった、バナナを。
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