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波と文学

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うみべのちいさなおんがくかい01×junnos(感想記)

今回のイベントを知りつつも、
のっぴきならない理由で来ることが出来なかった全ての友人諸君と、
知りつつもさらさら来る気のなかった猿へ



午前11時直前に布団に潜り込んだのだが、【うみべのちいさなおんがくかい01】昼の部の始まりは確か14時だったはずなので到底、起きられるわけがあるまい。なんぴとたりとも、我が眠りを妨げてはならない。と、寝室にやんわりとしたワガママと魔法をかけてから夢におちた。

案の定、起きたら15時前で、ででで、こりゃ顰蹙を買うな、と覚悟した。おまけに雨だ、二階の窓から見える海の波も激しく、じきに風がやってくることも予想できた。「本屋、或いはたこ焼き屋」で出店予定の旨を皆々に伝えてはいたものの、本の天敵は雨であり、たこ焼きの天敵は風である。ぬぬぬ。八方塞がりたぁこのこった。なので、手ぶらで行くことにした。
一つ買った顰蹙が2つ3つ増えたところでその体積は変わらぬものよ、本当にごめんなさい、本当にごめんなさいと、頭を繰り返し下げる練習をしながら海辺をとぼとぼ食堂に向かう。予想以上の人々がすでに海辺に集まっていて、あ、嬉しい。と、思いましたやました。
ジャンベ隊の鼓舞がこだまする雨降りの海の家と風に飛ばされまいと鬼の形相でテントにしがみつく出店者の困惑が相俟って、僕は今日が愉快な1日になることを早々に確信した。



そして、夜の帳が海辺に垂れる。



赤い自治会長"山下冗談"の出番は最初。暗黒ニラもハマスもナシの独り舞台、馴れたもんで特に緊張はなく、気負も不安もありゃしない。なぜなら此処は西方なのだ。僕は、生まれて初めて実感する【居場所】の真ん中に立っている。生まれてからずっと、何度引っ越したのかわからないほど流転する暮らしを経て、ようやく"孤独感"のない場所に辿り着いたのだ。その点において、
妻と友人諸君に改めて感謝したい。
自分の生い立ちとは縁もゆかりも賑わいも活気も未来もない平凡以下の侘びしい漁村で、なぜだか僕は生きる気力を吸収していて、しっかりと、自分の足で立っていることを実感している。なんでだろうね。何はともあれ、【うみべのちいさなおんがくかい】夜の部が始まり、

僕は赤い自治会長としていつも通りの挨拶をぺぺぺと済まし、詩とも物語とも呼べない奇妙な文章を1つか2つ読み上げて、新作【春の蠅】を朗読。そして、【僕の名前THE MOVIE】上映の流れ。(この映像作品の編集作業にギリギリまで時間が掛かり、冒頭の午前11時就寝に繋がるのであーる)





今回、スタジオ田(た)の協力を得て作り上げたショートフィルム風「視る詩」の御披露目は最高の空気の中で出来たと感じている。「暗黒ニラの音楽」と「スタジオ田のカメラワーク」と「喫茶BUNKERでの録音」と、「故郷の風景」と、山下冗談の詩。この五つが共鳴して仕上がった映像として、現時点の傑作である。
(とはいえ、個人的に見れば、見るほど随所に微かな不満も抱く。音に合わせる言葉のタイミングの微妙なズレや、言葉の強弱のバランスの悪さは特に歯痒く、地団駄を踏んでいることも記しておくことにする。ケッ) それはさておき、
この「視る詩」が出来上がる過程で、"地元"の人間である自分が地元の見知らぬ人間と出逢い、繋がりボケてツッコミ、そうして創造されたモノの美しさや楽しさといったらないね。ましてや絶対的カルチャー不毛地帯との悪名名高い薩摩川内市でそれが出来るこの喜び。bunkerのユーサクさんにはこの場で改めて、文字としての感謝を伝えておきます、ありがとう。これからも宜しく。


今回の【うみべのちいさなおんがくかい】は大トリである【junnos】君を迎えるために企画されたイベントではあったものの、協力してくれた演者の西聖夜と泰尊、それにシークレットゲストの川邊くんの舞台馴れした技量と魅力と盛り上がりが本当に、鮮烈だった。各々のスキルは勿論、”音楽的無頼派”とも言えるそれぞれの魂の表現が見事に繰り出されていて、海辺の小さな家が大きく揺れていたのは錯覚ではない。その辺の盛り上がりについてはjunnos君のblogでも綴られているのでコチラをどーぞ。http://ameblo.jp/junnos-2014/entry-11996834928.html

とはいえ、やはり毎日、日本のどこかで家族と共に唄い続けている男のパフォーマンスは尋常ではなく、Liveを観ている人間を皆、次々と踊らせる風景は圧巻だった。全てをひとつにする歌の力を見せつけられた気がした。彼は今夜もどこかで唄っているのだ、彼の存在をチェックして、もしも君の住んでいる町に来るのであれば是非、足を運び体感してみるといい、さすらいの歌唄いのリアルで、陽気で、力強い歌声とそれを包む観客の熱気を。


みちよ・ろくたん食堂で開催されるイベントは回を重ねるごとに人足が増え、その評判も、噂も、熱を孕んでいることだろう。それらは、みちよ食堂を切り盛りする徳永一家の完璧なチームワークと、ろくたんの名脇役な働きっぷりと、最初から最後まで圧倒的にふざけ抜くチアフルマークまことさんの太陽みたいな存在があってこそ。ありがとう、いつもいつも。
そして【うみべのちいさなおんがくかい】の主催者であるハマス&ショーコ、出演者の仲間たち、告知してくれた大勢の友達、わざわざ遠くからひょこひょこ出掛けて来てくれた親愛なる目撃者の皆さん、ありがとう。これからも僕らはこうして陽気に愉しく暮らしていこう。次は誰と出逢い、再会して愉快な夜を過ごせるのだろうか、ぬへへへへへ、と今夜も僕は阿呆の顔して笑っている。すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。それが愛ってもんだろう。

僕の惰性から昼の部に出店しなかった御免なさいを込めて、
これにて、読みにくくも愛に溢れたこの感想記を終わりにする。Thanks.




この日の最後にみんなで撮ったこの写真。見て、みんな阿呆のように愉しそうに笑ってる。最高じゃないか。【撮影・スタジオ田】

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