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波と文学

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まるでどこかの少女が見ている夢

            


よぅし、毎日、綴るぞぅきゃきゃきゃ。という大いなる意気込みを持って指先を走らせたつもりだったのだが二日続いて三日目で早くも途切れてしまうというこの継続性の無さ。嗚呼。まるで私の人間性を表したかのようなその意気込みのショボさ。もう本当にヤになっちゃうわん。とはいえ相変わらず、日々はぐるぐるとルーティーンを繰り返している。少し若い頃はこの「ルーティーン」というやつが大嫌いで、例えばアフリカの人知れぬ村にありそうな均等性のない乱雑な音楽的日常を求めていた気もするが、今の私は、日常の中のたまの“リズム崩し”を愛しみながら、繰り返しの日々を大切にしたいと思っている。寝る時間、起きる時間、海を歩く時間、働く時間、飯を食う時間、植物に水を与える時間、文章を書く時間、本を読む時間、ドラクエをする時間、妻の悪ふざけに付き合う時間、星を見上げる時間、全ての繰り返しを、丁寧に繰り返したいと思っている。水筒に入れた珈琲を片手にてててと散歩した今朝の海も本当に綺麗だった。
白い砂浜が、まるでどこかの少女が見ている夢のようだった。私は午前10時のぽわーんとした顔のまま珈琲をすすり、煙草を巻いて、火をつけた瞬間えげつない砂嵐に見舞われて「いたたたたたたたた!」と言って涙目で退散。どこかの少女が見た夢はただの悪夢だった。珈琲の中に漂う無数の砂粒を見ながら、今日もツイてねえな、と溜息を吐き、肩を落とした。

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