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波と文学

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寝たフリ、一人。

意識から2mm程度のとこでの睡眠が延々と続き、アレはもはや寝ているというより寝たフリをしていた。ついに我慢出来ずに時計をみれば6時、ベッドに潜り込み4時間が経っており窓から見える空はそろそろ白けていた。可笑しくなった。左耳の奥が痒かった。当然全然寝た気がせず、いっそ起きたろかいと思ったが今日は一人店番の日につき、余計に体力を消耗するのはわかりきっているから出来る限り充電することを心掛けて、寝たフリを再開した。毎夜、睡眠がなければ稼働を続けることが出来ないこの肉体の心細さが、今日はやけに愛しく思えた。意味もなく、頭と足の向きを変えてみたりして、空のように、海を見上げてみたりして。
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ふふーん大変ですねえ

独り暮らしも40日を過ぎるとやはり、部屋の雰囲気や生活のリズムがまさに、オトコの独り暮らしのソレになり、懐かしさと、吐き気が心と腹とカビくせえ部屋の底で極彩色に渦巻いておるおる。窓の外は相変わらずイカれっ放し、降り続く、ばいう。野菜が全滅よ!夏野菜が!ゼンメツなの!と、整骨院の、仕切られたカーテンの奥で、婆さんが院長の嫁に嘆いていたのだが、嫁にとっては他人事なので「ふふーん大変ですねえ」と呑気なものだ。清々しい気持ちになったせめて気分だけでも。しかし、これで本当に父親になるつもりなのか私は、と時折微かに不安になる。その度、頭、斜め、45度の位置で、得体の、知れない、もう一人の私が?宙に?浮いたまま?「大丈夫だよ。父親には“なる”んじゃなくて“慣れる”んだ」などと、生ぬるい戯言をほざきやがるから「うるせえ馬鹿」と独り言をほざきやがる私。七月の





マンテンハーイ

身体が重い。今年の梅雨は、酷い。相変わらず、何もしたくないという確固たる意思を抱きながらも、日々なんや&かんや雨を避けたり雨に濡れたり打合せと、詩作。昨日の、マウンテンハイキャンドルの開店祝賀会では七月の雨と蝋燭の灯火に彩られた美しい風景が至るところで見られ、とても心地よかった。蝋燭が創る光の良さは言うまでもなく風に揺れるところ。夜、シンシティ2を借りて観た。9年前ほど心撃たれることはなく求めている刺激の違いや変化を実感。今日も眠い。

二階堂ふみの柚子胡椒炒め的な、よりブスの方が。

頭蓋骨の内側で星屑みたいな散らかり方をした言葉がようやく、真ん中に集まり始めてあらかじめ決められた位置に、いま収まろうとしている、待ってました。こうなれば、頭に浮かんだコトを言葉にするのはbefore朝飯である。問題は、心に漂う感情(のようなもの)の言語化なのよね。まあ、それと向き合わずになにが芸術だ馬鹿野郎って話だなななな。それにしても自分が、可愛いことを知っている女は確かに可愛いのだが自分が可愛いことに気付いていない女はもっと可愛いなと、陸に上げられて錆び付いた船やら、港に浮かぶクレーン付の作業船の前で、小雨に降られて思った。閑話休題、手探って、手探って、手探って、感情を、その形のまま、その色で、その熱で、その手触りで、ひとつの言葉に。


さようであるのなら

空港に見送りに行き、自分の女々しさを小脇に抱えながら屋上展望台に登りゲッソリと、飛行機に手を振る。

そのまま国分、シャンティさんのグンジタウンに向かう。昼飯時にぬらり、タコ焼きを振る舞い、談笑。なまらゆっくりと、のんびりと、心地よい束の間を過ごす。昼が過ぎて、田上に移動。次のイベントは(海辺のちいさ音楽会02/06.27)、近頃カチカチの絶頂状態でフル活動中のDJスグルスakaシベリアンハスキーのトラックでポエトリー、その打ち合わせ。楽器を使っての作曲ではないからか、作曲というより編曲のような感じだからか、曲の修正や変更に思っていたより時間が掛かり、気付けばおれ昼寝していた。疲れてたんだね、イビキかいて寝てたよ(ハート)とか言いながらおばさん顔したスグルが優しく微笑んでいたからレイプされる予感さえしていいかげん目を覚ました。

昼寝後、完成したトラックに合わせて少し練習してなかなかの手応え、延々ループを繰り返すトラックに詩を載せるのだから詩の中の物語には今回、時間の流れを創らずに言葉遊びを楽しもうかなあ、なんて考えて、ほんでgood-bye。


高速道路を北上、途中意味もなく伊集院で降りて下道をぬらぬら誰も居ない家だから時間掛けて帰るオレやはり女々しい野郎だ。と思いながら。