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波と文学

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かなづちものがたり

最近、ブログ書いてないんだねと妻に云われた時、私はメロンパンの皮を食べながら「んあっ」と応えた。愛について。愛というか、この場合、男と、女の"情念"について。


金鎚で、頭蓋カチ割らせてもらおうかなと突発的に思いつくほど激しい夫婦喧嘩をすることもあるのは若いからかね。胃が痛くもなるのは弱いからかね。コトバは、的確に耳から浸蝕して(或いは目から)ココロの外壁を波止場の野良猫の餌付けくらい簡単にずたずたん。崩されて、
ベチャベチャの中に舞う埃の中の哀しみは、タチの悪い怒りに変わる。そして、激的感情の濁流に飲み込まれたまま脳を経過してまた冷たく、鈍く、尖ってしまった私の言葉が生まれる。
相手と自分の涙腺を、感性を、現在を、容赦なく盛大に切り裂くのはもはや暴力。

あんなこと云わなければ良かったの波、寄せては返す和解した夜。若いから弱いから三日月だから、なんつってカラカラダカラと見上げた星空、それはそれは美しく僕は、手から金鎚を落として、流れ星を捕まえようとした。ごめんなさいを伝えるときのお土産として、星くらい欲しい気がして。乱暴な語彙は最早いらないな忘れたいよな。そんな言葉、失われてしまえ愛という名の下によ。

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月のない夜はうるさい。




寒い。寒いのはこれを書いている机が二階の窓の隣りにあって窓の外100mの場所には海があり今夜の波はまるで、嵐にそそのかされたような様子だからだろう。月なんて、見えやしない。月のない夜はうるさい。


呆れるほどちっぽけ


川内市長の、川内原発再稼働容認のニュースを聞いた翌日、伊集院で開催された「川内原子力発電所に係わる住民説明会」に参加してきた。(10月29日)我が家から、10キロほど離れた南の海岸沿いに、原子力発電所は鎮座している。持てる全ての叡智と技術を駆使して核融合で電気を生み出し、それをコントロールするという「人間」の尊い行為は、福島で失敗した。しかし、それがとても愚かな行為だったということまでは学べなかった。私たちは莫迦を繰り返す。人の悲しみと、悔しさと、怒りと、死と、記憶と、後悔と、絶望と、汚れた海と土と空を、見ないふりして、私たちは莫迦の歴史にまた後戻る。
弱い人の声は何年経っても届かない。
振り上げられた拳は、
やがて行く宛を失い、
その他の人々の嘲笑の的になる。
莫迦の歴史に後戻るのは、
この地が莫迦で溢れているから。


これまでの“選択”の末に、ここに居る今の私に何が出来るのか。
一人の人間として呆れるほどちっぽけな存在だ、
到底、世界を変えられるなんて大袈裟なことは考えてないよ。

こんな世界に、変えられたくないだけなんです。

御馳走様でした。








秋晴れ。光の粒までよく見える日。遠くに、こしき島が浮かぶ。









そば、食うおっさん。
阿久根B級料理「サバ飯(ソバ付き)定食 / 700yen」
美味い美味い、と美味そうに3秒ほどで完食。









友人の自宅のそばの漁港でアジ釣り。
缶ビールのタブが開く音、ライターに火をつける音、野良猫の声、
完璧な休日。









刺身、南蛮漬け、燻製。アジ尽くしな夕飯。
その辺に転がっていたもので、燻製機を作るおっさん。




 



焚くおっさん。









枇杷の生葉で火を抑える。








































御馳走様でした、と

人に、魚に、海に。


午前八時の夢心地



玄関からぬらぬら朝陽がやってきて畳に敷かれる光、ひろがる。ぬあー、日記書きてーと、モジ文字しながら畳に寝転んで煙草に火をつけて六畳間に揺らぐケムリを下から眺めて、綴った日記。
昨日の夕焼け、綺麗だな。台風は、空を喜ばせてるんじゃないかって、思うよね。


(携帯電話から)