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波と文学

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妻とスキップで帰宅する。

港にて。最近、気になる漁師No1のハマダの爺さんから捕れたてのカレイと、ヒラメを頂く、妻とスキップで帰宅する。


帰宅後、ハマダの爺さんから教えてもらった方法でサバいてみるも、うちの包丁では歯が立ちそうにない。夫婦交代で30分ほど粘ったものの、頭を切り落とすコトで精一杯、諦めてニシカタのビッグ・マザーこと、ふさちゃんに助けを求めることに(丁度、晩飯時で御免なさいと思いながら)


さすがふさちゃんである。
50年早ければ恋人にしたい老婆No1。
箸を置いて晩御飯を中断して口の回りに米粒を飾って華麗な手さばきでみるみる解体されてゆくカレイ、「こっちは刺身にして、こっちのヒラメは唐揚げで、こっちは塩焼きにしなさい、それと表の庭からシソを採ってきなさい」完璧なガイダンスである。半分、お裾分けして妻とスキップで帰宅する。


このようにして、ソーメンの予定だった食卓が海の幸で美味しく彩られることになった。これが海辺の町の奇跡、ではなく日常である。いただきます、つって生き物に人に、町に。







とれたてのカレイやヒラメを撮り忘れたので代わりに俺がいつも履いているサンダルを。早いものでここ4年ほどだいたいコレを履いている、タイヨーで買っている。二足目である。近頃はコレと下駄のダブルスタンダードをキメている、なぜかって?シティボーイだからさ




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アイラヴ肉とプリントされた馬鹿しか着ないTシャツ。

「アイラヴ肉」とプリントされた馬鹿しか着ないTシャツを着た青年がタコ焼きを買いに来たのだが、やけに肩幅が広く、ははん、これはアレだなと思い、


「お前、水泳選手だろ?」と聞いてみた。

「いいえ、中パです。(中越パルプの通称)」と即答する青年。



「うそつけ、水泳選手だろ?」と僕、

「中パです」と青年、

「水泳選手!」

「中パです!」

「水泳選手!」

「中パです!」


「じゃ、百歩譲って、趣味が平泳ぎだろ?」と僕。

「いいえ、音楽鑑賞です」と青年。


趣味が音楽鑑賞てな、ほとんどの場合、そりゃただの暇潰しだ、しっかり生きろよ、たまには野菜も食べなさい。と僕。

「はい!」と、青年。


そんな不毛なやり取りを楽しんだ正午。
妻はちょうど、生まれて35回目の今日を過ごしているというのに。

塩コショウはかく語りき




誰だって年に1度や、2度、命に変えても焼き鳥が食いたい。と、思う日がある、僕にとっては昨日がそれだった。

焼き鳥屋に行き、たこ焼きをチラつかせながら物々交換を提案する。承諾を得る。ゴリラに似ている売り子だからバナナの方がいいかなと迷ったのだがたこ焼きにして正解だった。丁度食いたかったんスヨとゴリラに似ている売り子は言った。ゴリラだって年に1度や、2度、命に変えてもたこ焼きが食いたい。と、思う日があるのかもね。

メニューはお任せで塩コショウを5本、タレを5本頂戴したのだが、鳥モモの塩コショウversionがやけに美味くて、しかも、それは塩コショウが美味いのではなく、塩コショウの量が、つまり鳥モモと塩コショウのハーモニーが鮮烈に美味くて感動した。その時、このゴリラ似、もしや?と思いゴリラ似のところに戻り「君さ、料理、好きでしょ?焼き鳥とかじゃなくて、料理ね。晩御飯とか、自分で作るの好きでしょ?」と聞いてみた。ゴリラ似は言った、


「休みの日は、ほぼ料理しかしてないってくらい、料理は好きッスね、もう趣味とかそんなレベルじゃなくて」



やっぱりね。



「でも、なんで急にそんなこと聞くんですか?」


「いや、塩コショウがね。塩コショウがぜんぶを教えてくれたのさ」




照れ臭そうに笑うゴリラ似を見て僕は木ごとプレゼントしたくなった、バナナを。

と、思った午後8時

1つのことを続ければ経験値が溜まりそれはそのままスキルに変わる、どんな猿でも続けることでそれに関して器用になる。それは当たり前のことです。だから僕は、下手クソなくせに続けていて経験値が溜まってるはずなのになぜかスキルに変換することが出来ず相変わらず猿のままなんだけど、でも、ま、ま、ま、好きなんすよ、コレが。コレ無しじゃ生きてる気がしねえんスよね。なんて言ってる奴の方が好きだと思った。

別にそんな奴に会ったわけじゃないし、俺がそれってワケでもなくて俺は絶対的にスキルアップしていきたいけど続けていればそれはいずれそうなるって大前提があり、だからこそ、そうならなくともそれを続ける愛にも似た執念というか、貪欲、とは別の、「コレさえあれば」って、やっぱり素敵だし無敵だね。と、思った午後8時、煙草が切れそう。買いに行くのメンドイな。

私的SNS事情、そしてfrom Instagram

Facebook、妙なノイズがやけに引っ掛かり、近頃は開くことさえまばらになってきた。Twitterは文字通りつぶやき、空想や思惑、心象風景の断片を、手のひらに収まる分だけ拾って、こぼす感じ。そんな中、息子の写真を撮るおかげもありInstagramは気に入っている。現代的、思い出アルバムのような。そんな、私的SNS事情。そしてやはり、blogは面白いな、どうでもいいことまるで気にせず自由に言葉が泳ぐ感覚っつーか、つーか。つーか。今日はインスタに綴った文章をこちらでも記録したい。


@y_jodan


なんの前触れもなく、良美が夜中の授乳断ちを開始した。壮絶である。夜中に何度も乳首を求めて目を覚ます息子の為に、というか母子共に、朝まで安眠することを目的とした行為らしいのだがコレが毒を以て毒を制すというか、肉を切らして骨を断つ感ハンパない有り様。まるで地獄で産まれて虎に育てられた子供のように二時間ぶっ通しで大泣く息子、大丈夫だよと繰り返し呟きながらそれに寄り添う母親、「ナンマイダブ、ナンマイダブ」と唱えながら隣りで震えている俺。間違いなく寝不足の日々の幕がまた開けた。写真は夜明けの三吾と初夏の日差し、改めて、世界中の母親を尊敬する。







夜の乳断ち2日目。相変わらず地獄で産まれて虎に育てられた赤子のように泣いた息子。両親共に細切れ睡眠なのだがいつも通り朝の6時に目を覚まして得たいの知れない歌を唄う三吾、「さっさと起きて~♪オムツを替えろ~♪」写真は朝の散歩で訪れた海岸でシーグラスを拾う母親と石を食う息子。







夜間断乳4日目を終え、聞いていた通りに睡眠時間が延びてきた。目を覚まし大泣く場合もあるのだが、初日、2日目に比べて泣きの時間は大幅に縮み、まとまった睡眠が取れることで昼間の元気っぷりも増した。今朝は5時に目を覚まし、早く外に行こうぜ!という顔でまとわりついてきた。写真は隣りの浜まで出掛けて朝陽の中でシーグラスを探す母親と、食える石を探す三吾。