忍者ブログ

波と文学

Home > ブログ > 日々のこと

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

目的地よりも、大切な目的。

友人のliveを観に街まで行ってきた。21時に間に合うようにウエマとハマスと村を出発したのだが、友人と連れ立って夜遊びに行く感じは久しぶりだった。

道中、後部座席に座るハマスが「ストレッチしていいすか?」と言ってシートのうえでストレッチを始めた。わざわざ断りをいれなくてもいいのに、と思ったし、なんのためのストレッチなのだろうと気になり、「どうしたの?」と尋ねると「身体が痛てえっす」とハマスは言った。また海に落ちたらしい。高波にさらわれてマジで死にかけたとも言っていた。漁師、半端ねえな。
そんなことを考えながら、
しりとりしながら目的地を目指した。


会場に着くなり大勢の友人諸君と久しぶりに再会した、みな元気そうだった。近況や目論見について語り合う機会も少しあり、30歳を越えたそれぞれの人生の彩りがじつに艶やかだった。街のスピード、ひとの歩幅、それぞれ奏でる音や包む景色の変化や進化に驚かされて、傍観者の心地でみんなヤってるね~と感心した。はて、俺はどう
か?と同時に問えば割りと調子良く口笛吹けそうな気もして数年前まで延々まとわりついていた焦燥感や使命感のような勝手な妄想が綺麗サッパリ剥がれていることに気付いた。困難と祝福が絶えず訪れるこの短い人生において、喜びよりも悲しみのほうがほんのちょっぴり多いことに気付き、それならばと開き直って惑わされることなく喜びを全身で実感して舌先で転がし続けたい。分厚い防音扉の向こう側から泰尊の叫び声が熱を帯びたままもれてくる。いまその瞬間、目の前に広がる景色を愉しむことこそ旅の途中の醍醐味であり、目的地よりも大切な目的。そんなことを考えた日曜日の夜。それにしても素晴らしいバンドでした、理路整然、歪みや弛みのない完璧なバンド。泰尊、幸せな奴め。


PR

目を細めても見えず耳をすましても聞こえない




あれ、どこいった。と思えば、
ふたりは窓から外を走る車を眺めていた。


最近は、泣き声の質で彼が父と母のどちらを求めているのか、なんとなくわかる。毎日、目を細めても見えず耳をすましても聞こえない微かな変化を逃すことなく、気付いていきたい。



抱負オブ猿




冬だというのに春のように暖かく、
気温が20℃を越える日もある。
これは異常気象にちがいない。
天変地異に備えよ、
などという物騒な考え方をやめて、
その春のような一日をのんびり過ごしたい。

わかっちゃいるけど、
不確かな杞憂より、
確実ないまを見つめていたい。






生きて、こうしてまた




2016,1.2

朝と家族。



ここ2年、年末年始はタコに呪われてもおかしくないくらい奴等を焼く日々なのだがひょんなことから休みを貰えて昼過ぎまで自宅での~んびり過ごした後、友人宅へ、蒲生、寒い。あけまして、

おめでとうございます。



博多の松田くんと電話で話し、
あけまして、おめでとうございますのおめでとうございますって何がめでたいのかね?と、聞いてみた。生きて、こうしてまた新年を迎えられたことがめでたいのですよ。と、即答された。






29日の夜、




朝、どこかの家の飼い猫が鳥を食べていた。
鳥の毛の散らかり方が、
やけに現場を生々しく映した。
極普通のことだろうに。

息子にも見せようとした時に猫が居なくなった。


まるで春のような日差しの年の瀬だが朝夕はやはり冬であるストーブ。

あと2日